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ギャング・オブ・ニューヨーク
ギャング・オブ・ニューヨーク
▲Juri's CinemaLife


 
1928年にハーバート・アズベリーが発表したノンフィクションの小説を元に映画化した作品。
映画化する際、多少フィクションになっているらしい。
ディカプリオが演じた主演のアムステルダムという役は実在はしない人物だ。
移民組織とアメリカのネイティヴス達と抗争があり、自分の父親を殺されてしまったアムステルダムは15年の時を経て父を殺したギャングのボスに復讐をするため、そのギャングに潜り込みそこでジェリー(キャメロン・ディアス)と出逢い、許されない恋に落ちる。

この作品は構想30年、撮影期間は約9ヶ月、製作費は150億円以上という文字通りの超大作映画だ。
私は映画を観る時、内容がいかに興味深いか、面白い作品かどうかが決め手であり、その映画が作られていく上でのバックグラウンドなどには大して興味はない。
音楽や絵画などはその作品が作られていく過程が重要になるが。
しかしこんなに構想期間をとっていると知ると監督の映画に対する情熱を感じずにはいられない。
この映画の舞台となっているのはニューヨーク。ニューヨークは現代でもさまざまな人種、文化、宗教、言語、ありとあらゆるものが混じり合っている町だ。
日本にずっと住んでいる私にはその混沌とした世界は理解は出来ないだろう。
想像したところで、所詮想像で実際の雰囲気や空気や状況を感じることは出来ない。
色んな思考を持った人が入り混じる町に住むというのはどんな感覚なのだろう。
自我を強く持ち、いろんな事を“受け入れる”ことが出来ないとニューヨークでは生きていけなさそうだ。

映画を観て、ディカプリオを始めとする俳優達の体を張った演技にただただ圧倒された。
ディカプリオ演じるアムステルダムの復讐心の深さ、その中で恋をするという特異な感情のバランスには驚いた。
よく15年も人を恨み続けられるなぁ・・・。
他人を恨むには思いやる以上にエネルギーがかかる。
自分の人生も幸福も犠牲にする。それでも人は人を憎まずにはいられない時がある。
それが身内の命を奪われたというならなおさらだろう。
私自信も何かきっかけがあると人に怒り、許さずにはいられない性格だ。
けれど周りのいい友達に恵まれ思い直すことがしばしばある。
ものごとを客観的に考え、どう考え、どう行動することが自分の未来にとって最善かだけを考えるようにしている。
愛情も憎しみも結局紙一重だ。愛する心の反対は無関心だから。
だけど一つの感情を強く持てること自体は凄いことで自動的に自我も強くなる。
それだけ生命力や精神力も感じた。
現代の日本人には決定的に欠如していることだろう。

あれだけ人を憎み復讐心を持ちつつ、恋に落ち、人を愛するということが出来るとはどんな心境なのか想像できない。
だけど意外と何かに対して何も打ち込んでいなかったり熱中したり夢中になっている事がない人はそれと同時に恋もしていなかったり、我を忘れて自分以外の誰かを想っていたりしないものだ。
一見相反する感情だがいずれにせよ、強く深い感情から生まれるものなのだろう。

事実、大スターと呼ばれる人や大統領、多忙を極める人など、どこに恋愛をする暇があるのだろうと思う人程スキャンダラスな生活をしていて、毎日がつまらないと度々嘆いていて、傍から見ていても恋くらいすればいいのに・・・と思う人程恋愛とは縁遠い生活をしている人は多い・・・。
結局本人の魅力、出逢いの有無以前の問題のように思う。
映画の内容には少々脱線したが。
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