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しゃべれども しゃべれない
しゃべれども しゃべれない
▲テレビ(ときどき映画たまにお芝居)斜め読み
テレビ(ときどき映画たまにお芝居)斜め読み By 高橋晶

 
映画「しゃべれども しゃべれども」。
特別な話じゃないんだけど、それなりに楽しめた。

二つ目から上がらない噺家が、自宅で話し方教室をすることになって、最初はギクシャクしてるんだけれども、まあ、ほどよい具合に落ち着いて、というお話(意味不明?)。

出てくる噺は「饅頭怖い」と「火焔太鼓」。
大阪から転校してイジメられ気味の小学生に、落語を教えてと頼まれたのが、教室のきっかけなんだけど、この子役がハンパじゃなくうまい。
けっきょく関西の枝雀のほうを覚えちゃって、最後にはそれを発表会で同級生相手に披露する。
ヘンな話、ほかの誰より秀逸。師匠役の伊東四朗さんよりもかも。いやぁ、子役には勝てん、というか、関西弁には。

四朗さんの落語は、たぶん本当の落語じゃないんだろう。
間とかテンポとかが。
でも、師匠といわれれば、そうなっちゃう。
独特の間合いも、あっていいと思わせちゃう。
第一、浅草とか上野とか佃とか、いるだけでその空気が立ち上ってくるわけだから。

何よりも楽しめたのは、そのロケーションですね。
末広亭、鈴本演芸場、浅草演芸ホール、深川不動に赤城神社、鬼子母神、市ヶ谷のフィッシングセンターなんかも出てくる。
水上バスにも乗るし。
図書館まで「あー、これ、清澄の、あそこだ」って、もう、見るだけでうれしくなる場所場所がソツなく出てくるものだから、それだけで満足。
音楽もいい。
平山(秀幸)さんの映画はいつも、音楽がいい。
怖いのも多いんだけど。

主役の国分くんは、熱演でした。
最後の「火焔太鼓」なんか手に汗握っちゃったもん、別の意味で。
堅物だから面白くない噺家の役なので、そこはまさにピッタリです。
だからって、探せばほかにもいそうなわけだけど、まあ、この人はとにかく人柄が抜群にいいので、それだけで好ましいです。
芝居としてはジャニーズの域を超えてないが、乱暴な口もそれなりに違和感なく。
まあ、今回は主役といっても、ワキ的スタンスも多いからいいかな。
その意味では国分くんは適役かもしれない。
バリバリ主役が前に出て、まるっきり違う映画になるより。

太一の祖母役の八千草薫がいいんです。
けいこを聴いてるうち「饅頭怖い」を覚えちゃって、掃き掃除しながらブツブツいうんだけど、もうこれが可愛くて絶品。
それから、愛想ない美人弟子の香里奈もいい。
そうとう難しい役だけど。
この人、最初のうちから注目してたんだけど、最近ようやく名前を覚えられた。
いま「バンビ〜ノ」にも出てる。
仏頂面女優としては柴咲コウにも引けをとらない。

でも、なんといっても、この映画の主役は「ロケーション」だ。
いくら人間がしゃべれども、景色には勝てません。

新橋演舞場「おんな太閤記」。
月一親孝行のイベント。
豪華配役陣に、母は満足。

ピン子、うまいなー。でも、最後は鼻につく。
この頃、いまさら迷走している。
どこ行くつもりなんだろう。
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