衣食住・暮らし・学ぶ 参加型コミュニティポータルサイト[あらいふねっと]
Live Alife-Net あらいふねっと
QRコード
携帯サイト
サイト内検索  サイトマップ
[あらいふねっと] とは?
あらいふねっとは、生活者のためのサイトです。
快適に、人が人らしく生きることを共に考えるプラットフォームです。
[さらに詳しく]

TOPページ

SHOP@あらいふ

プロジェクト@あらいふ

くらし@あらいふ

コラム@あらいふ

街@あらいふ

あらいふカレンダー

田舎暮らし@あらいふ
あらいふ掲示板
アンケート
参加登録
あらいふにっき
お問い合わせ

ゲイジツの秋、なのだ。
ゲイジツの秋、なのだ。
▲テレビ(ときどき映画たまにお芝居)斜め読み
テレビ(ときどき映画たまにお芝居)斜め読み By 高橋晶

 
世田谷美術館「福原信三と美術と資生堂展」
先月、本社ビルの「映画の中の銀座」展を見てから、このところ資生堂がマイブーム、ってわけでもないけど、こうやって、仕事ぶりを網羅されると、改めてその企業ポジションの大きさを知る思い。
パトロネージュというんですかね、経済と美術が製品をはさんできれいに時代を主張する。
まったく境目がない。
企業人が文化人であり、親密な友好関係を築いて、互いの利益を気持ちよく尊重する。
母の鏡台の上に乗っかった化粧水だのクリームだののフタを開けて匂いを嗅いだ、そのときのドキドキ感には、明らかに、意匠に対する憧れも含まれていたはずで。
山名文夫って、すごい人だ。
写真見たら、デコルテから程遠い、地味ぃなおじさんなんだけど。

建長寺宝物殿ご開帳
東慶寺にSNSの知人が出店している「匠の市」をのぞきついでに。
年に一度のお宝を拝む。
さすが建長寺。
ここに来るといつも清々する。
お坊さん、皆イイ男。

シアタートラム「片づけたい女たち」
岡本麗、松金よね子、田岡美也子の3人が主宰するグループ・る・ばるの定期公演。
高校のバスケ部の同級生が50代になって、キャリアウーマンになった一人のめちゃくちゃ散らかった部屋を片付けながら、自分たちのまだ片付いてない人生を振り返る。
原作は二兎舎の永井愛。
一昨年の再演になる演出は木野花。
前回はセリフのやりとりがもっと攻撃的だったような気がする。
木野さんのほうが女性的でソフトな印象。
けど、3人の絶妙なやりとりは健在。
まさに50代の高校の同級生4人で観て、まー、身につまされる。
まだまだ片付かないけど、少しずつ片付けながら、前へ進んでいく。
エライぞ、健気だぞ、私たち。
後半は立ち見も出てたな。
共感できるもの。
ただしその分、小演劇好みのうるさいオヤジも増える。
身内相手にウンチク並べる前に、加齢臭をなんとかしてほしい。

「ALLWAYS 続・三丁目の夕日」
イントロが一番いいです。
できたばっかりの東京タワーをぶっ壊すゴジラ、ネタバレ覚悟で。
ま、ネタバレもないか。バレバレか。
CGの素晴らしさはよくわかりますので、そんなにひけらかさずとも。
それよりも、今後はストーリーに力を。
これは別の意味でトラさん化していくのかもしれないし。
思うに、小雪って、古いタイプの女性なんだね。
いえ、体型が。
資生堂展見たときも思ったけど。
あの時代の憧れのモデル体型。
バランス的にあり得ないってことで。
で、今あり得てる。だからバランス的には変。
顔もかなり。

国立劇場「通し狂言 摂州合邦辻」
歌舞伎は久しぶり。
国立の大劇場は初めて。
しかも通し狂言は。当たり前です。一日がかりですから。
「摂州合邦辻」は、馴染み深い演目かと思ったら、開場40余年で、まだ5回しか上演されてないとのこと。
今回は藤十郎の東京初の玉手御前だそうで、いわば凱旋記念(なのか?)、おかげで上方組が一家総出、俊徳丸に三津五郎。藤十郎はもちろん(顔でかッ)だけど、扇雀の浅香姫、きれいだったぁ。
もらった二階席券をたっぷり堪能。
大いに得した気分。
出どこはギリシャ悲劇でしょう。
そういや藤原竜也の「身毒丸」も再演だな。
また観たくなった。

21_21DESIGN SIGHT「water」
娘にすすめられて、打ち合わせの合間に見に行く。
ミッドタウンってこんなんなってるの?
一番奥のスペースが、わりと実験的に使われるみたい。
水をデザインするのは、時代的にもいいのでしょう。
こういうものは、昔(70年代)にさんざん見たわけだけど、なんだか当時よりさらっとしていると感じるのは、歳のせいか。
いや、時代のせいかも。確かに、なかなかに誠実で、いい展示です。

国立新美術館「フェルメールとオランダ風俗画展」
勢いで、美術館のはしご。
みごとに客層が違う。老若男女、あとからあとから。
「牛乳を注ぐ女」感無量です。
もう、みごととしか言いようがない。
徹底して庶民派にこだわるオランダ絵画も、やはり彼がいたからこそ脈々つづけられたんじゃないかと。
例によって、CGだの赤外線で分析されているのを見ると、画家の逡巡がよくわかる。
天才もこれほど迷うわけだ。
迷って迷って、あの構図と、あの描線。
息をのむ光の照射。遠近はずし。
淡々と苦悶しながら、描きつづる彼の日々が、胸に迫ってくる。
音声ガイドが500円と聞いて、そそくさと立ち去る学生たちも微笑ましい。
ミッドタウンはその日からクリスマスイルミネーション。
妙に夜空が低くなり、不思議な仲間意識が芽生える。
ここに来ている人、みんなフェルメールが好きなんだ。
なんでもいいけど、私はあの建物、好きですよ。
ビールがハイネケンだけというのはつまらんけどね。

国立演芸場中席公演
銀座でひと仕事終えて、まだ間に合うと思って招待券を引き換えに永田町へ。
中入り後の2本目から。
三遊亭笑遊の「時そば」。
枕で「ここについでで来る客はいない。しいて言うなら隣の最高裁に用事のある人」。
ホント、不便。
トリは春風亭小柳枝。
名跡だけど、当代のは聞いたことなかった。
人情ものが得意らしい。
「芝浜」。もう年末ってこと?ちょっと途中眠かった。
ほぼ満席。わざわざ来る人がこんなにいるなんて。
ヒトのこといえないけど。

11月も中席過ぎて、次は食欲の秋、ですかね。
掲載者
関連HP
あらいふねっと
会社概要ホームページ作成スタッフ募集個人情報保護法についてお問合わせ当サイトについてリンクフリー
Copyright since 2003 Alife-Net All Rights Reserved.