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こうみそだて その18 学童から始まった小学校生活
こうみそだて その18 学童から始まった小学校生活
▲こうみそだて


 
 共働き家庭の子どもが小学校に上がる場合、保育園に変わる受け入れ先はどこかというと、「学童クラブ」である。行政によってずいぶん違いがあるようだが、東京23区は働く母親も多く、ほぼ一つの小学校につき一つの学童クラブが存在する。保育園のように申し込み申請書を出して、一年生優先で入所が決まるわけだが、めでたくナミも学童に入れることになった。ナミが通う学童クラブは学校から少し離れた所にあり、大木が茂る暗い公園の脇を通っていくので、親としては心配が募る。はたして学校からちゃんと通えるのか…。
学童クラブの説明会に親子で参加した。わが子の通っていた保育園の親子はほかに一組いるだけ。しかも男の子だし、なんとも心細い。N保育園から通う子は多いらしく、さっそく子どもたちは集まって遊び始めている。「新しいお友達ができるのか…」不安である。ナミも固まっている様子だが、気持ちを切り替えて親子で慣れていくしかない。

 保育園には3月31日まで通えるが、4月7日の入学式までは、1日から学童クラブに通うことになる。初めての登所日、ドキドキしながら、新しい通学路(?)を歩く。前日確かめたはずなのに、初っ端から道に迷う(このあたりは坂が多く道も曲がりくねっていて迷子になりやすい←言い訳)。えらく遠回りしてようやく到着。着くと、新二年生の女の子たちが「来た、来た!!」と言って、ナミの服に名札を付け、そのまま部屋に連れて行ってしまった。親子の別れもできぬままだったが、お願いするしかない。
仕事の最中も、はたしてうまくやっていけるのか、お弁当は食べているのか、ストレスでアトピーが悪化していないか…など考えればきりがない。長い一日が終わり、迎えに行くと、「元気でしたよ」と先生。帰り道、さっそく「HちゃんとWちゃんと遊んだ」とうれしそうに話すナミ。どうやらお世話好きな二年生の女の子が一緒に遊んでくれたようだ。
 それから、入学までの一週間、新しい一年生のお友達もできて、お弁当も残さず食べ、なんとかやっていけそうかな…と思い始めた親子であった。うれしかったのは、お迎えの途中で会うお母さんたちとあいさつを交わし、顔なじみになったこと。そのうちの1人のお母さんが、家が近くだったこともあり、「学校が始まったら、子ども同士一緒に行かせませんか」と声を掛けてくれて、なんとも心強く、「学童に入れてよかった!!」と安堵したのだった。

 こうして、学童クラブから始まった小学生生活だったが、学校ではどうか、担任の先生は、友達は、上級生は、勉強は、とこれまた考えたらキリが無い心配性の母であった。(つづく)
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