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「食育」について (1)
「食育」について (1)
▲これまでの井戸端会議通信
第3回井戸端会議通信

 
あらいふねっとでは、毎日の暮らしに欠かせない「食」を考えてみました。
健康食品業界が急速な伸びを見せる一方で、レトルト食品やインスタント食品が店先に氾濫しています。私たちは、生活者の視点で、何にこだわり、選択をしていったらいいのか。情報を交換しながら、考えていきたいと思います。

開催日時 9月12日(月)10:30〜12:00
天気 まだまだ暑い
場所 東京都杉並区(オアシスハウス事務所)
参加者 Nさん(40代女性)、Kさん(40代女性)、Yさん(40代女性)
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Q:日頃、食事について気を付けていることは何ですか?

Nさん: うちは、両親と同居なんですよ。特に母は血圧が高いので、塩分・糖分には気を配っているのですが…。薄味を嫌う母は、どんな料理にも醤油をかけてしまい困っています。薬を飲みながら、醤油をかけ続け、大喧嘩勃発です。

Kさん: 家族が多いと味覚の違いに頭を悩ませますね。

Yさん: うちの子も部活で汗をかくせいか濃い目の味付けを好むのですが、麦茶などにほんの少し塩を入れたりして塩分調整をしています。調味料などで調整すると満足するまでかけてしまい、ついつい塩分を取りすぎしまうので……。香辛料を使い塩分を取りすぎないよう工夫もしています。

Kさん: そう言えば、Nさんは彩りやバランスが取れたお弁当作るの上手なのよね。

Nさん: 娘がお弁当持って行くと必ず友達がおかずを食べちゃうみたいで、特に煮物は、友達の分まで持たせたことがあったわ。レシピも随分娘の友達に書いてあげたな。

Yさん: お弁当って、冷えても美味しく食べられないといけないから、本当に料理が上手なんですね。どうしても冷えた状態で食べることを考えると味が濃くなったりして…。その辺の加減って結構難しいですよね。

Nさん: 今では、自分で買い物からお弁当作りをしていますよ。下の子は、結構上手に卵焼き作るんですよ。

Yさん: そんな美味しいお弁当だとお子さんもあまりコンビニ弁当なんか食べたがらないでしょ?

Nさん: 一時、友達に付き合ってコンビニのおにぎりやお弁当を買う時期もあったけど、1週間で飽きてお弁当を持って行きましたね。

Kさん: うちでもたまに必要に迫られてコンビニのおにぎりで、と思って用意していても、結局、子どもは食べないで残してますね。

Nさん: 子どもにお弁当作って持たせても「美味しくないから、コンビのおにぎりでいい」って言われて、嘆いていたお母さんがいたわ。「ギュウギュウにご飯詰めすぎじゃないの? 少しふんわりと詰めたら?」とか「おにぎりもラップに包んであげたら食べやすいよ。」とかアドバイスしてあげたら……「そうか。」なんて納得されたりして…。ほんのちょっとした工夫で美味しく食べられることを思いつかない人って多いみたい。最近、お弁当箱持ち込みで上井草駅前のサンドウィッチ屋に詰めてもらう人やコンビニ惣菜を詰めかえる人も多いらしいですよね。

Kさん: そうそう、幼稚園の通園バスが来る時間帯を過ぎると、サンドウィッチ屋売れ切れちゃっているときがあるんです。

Nさん: あとね、知り合いの忙しいお母さんたちは、子どもにお金を渡して食事を済ませてしまう人が多いけど。それで、子どもはゲームセンターに行って非行に走っちゃったなんてこともよく聞くし。

Yさん: ちゃんと食事をしないから、非行に走る子や切れる子が多いのかしら。

Kさん: 私達の親は、今みたいに冷凍食品や出来合いのおかずなんてほとんどない頃だったから工夫しながら食事を作っていたわよね。今は、どの家のお弁当食べても味が同じで、『お袋の味』的なものがなくなりつつあるのかな。既製品の味に慣れた子ども達は、親が作ったものを美味しく感じられなくなってきているのかな。

Nさん: 育てる親にも責任があるし、考えていく必要があるよね。

Yさん: 本当の素材の美味しさを美味しく感じられないなんて悲しいですよね。

Nさん: スーパーに並んでいる魚の切り身や野菜しか見たことない子ども達にとっては、食に興味を持てないのかしら? うちの主人の実家が千葉にあるんだけど、そこで子ども達と釣りをして、取った魚を焼いたり、お刺身にしたり、畑の野菜を取って食べてから、うちではあまり食べなかったお刺身や野菜も食べるようになったわ。食に興味を持ち、自然の恵みや生きていく為の営みを感じ、感謝する気持ちを育てていくことも、子育てなのかもしれないですね。


Q:食事の大切さをどんな時感じますか?

Nさん: 子ども達にとっては、体作りの為に大切なことだと思うし、家族が健康で幸せに過ごすためにとても大事なことだと思うわ。一緒に食事をすることで家族のその日の体調・精神面…様々なことを感じ取ることができるコミュニケーション場としてもとても大切な時間だよね。

Kさん: お母さんの作った料理で一緒に食事をする、家族とコミュニケーションをとることは、心身ともに健康でいるためには重要なことなのよね。

Nさん: 食事は、体を作るだめ、栄養を取るためだけでなく、『心の栄養』も取れる大切な行為だと思うわ。
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あらいふねっと事務局より:
貴重なご意見ありがとうございました。
『食』を通して、『感謝』する気持ち、心身共に健康で人間らしく生きていくためにとても大切であることを再確認することができました。
皆さんのご意見を参考にし、お役に立つ情報を発信できるよう努力していきたいと思います。
ご協力ありがとうございました。
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