全国商工会青年部連合会
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政策委員会コラム
政策委員会、島根県青青連会長の岩成裕治です。私の書くコラムは「自分が読んだらこれくらいの内容が丁度いいや・・・」といった具合に、ちょっとばかり簡単で、まるで手抜き!!みたいな内容ですが、どうかお付き合い下さいませ!

実はこう見えて私、金融機関に5年勤めてから現在の会社を2代目として継いでおります。他社の決算書を見ることや融資時に作成する、「調書」みたいな物を3件ぐらい携わったでしょうか・・・、貸す立場と借りる立場、両方を経験しているので、この話題で今月のコラムは行きましょう!

「身近な金融機関ってどこだろう?」
地元の銀行?信金?信組?日本政策金融公庫?それともやっぱり商工会?
とはいえ商工会は金融機関との橋渡しをしてくれるだけなんですね〜!

二代目としてまず知っておきたい知識ってなんだろう?

SWOT分析による自社の現状把握や取引先との良好な関係の構築、はい確かに正解でしょう!

しかし内部留保たっぷり、キャッシュフロー磐石、資産担保も問題なし!なんて会社や個人経営者の方は、なかなかいないでしょう・・・。借りればいいというものではありませんが、お金を低利で調達出来る手段を知っていれば、経営者として心強いと思いませんか?

貸す側は、安全安心な先に、少しでも高い金利で貸したい、借りる側は逆ですよね!しかし、借りる側が良い条件で借りるには経営状況や現状の銀行との取引状態が悪いと強く言えませんね。こんな時、商売と一緒なんですね。

2つの相手に競わせる事を怖がらないで下さい、貸す側も表向きには色々条件を付け交渉してきます。その時迷わずに、「他はそこまで言ってないよ」と言える状況を作りましょうね!

借りる意識よりも、「通常の取引先からの仕入れ」の感覚を持って臨めば、慌てたり、相手に足元を見られることは無いと思います。資金繰りに時間的余裕も持てばこちらのペースで事が運べる可能性が高い事も忘れないでおきましょう!

そして、肝心な時には、持ち上げる事も重要です(笑)。銀行の担当者も人間。「あの時お宅に助けてもらったから、今の我が社がある!」と時折話すと、悪い気はしません。「ここのためなら頑張って上にかけあってみよう」そう思わせることも、一つの手ですね…(相手によりますが)。

以上のように、いつもの仕入れや取引先に近い対応ができるよう、普段からコミュニケーションが取れていれば、相手もこちらが見えていますし、こちらも動きやすいですよね…。心がけましょう…!

また最近では、都銀に限らず政府系金融機関や保障協会付融資より低い金利で貸し出す地銀や第二地銀があります。もちろんハードルは少々高いのですが、経営者の一人として、是非そこにチャレンジしていただきたいものです…!

そして、本コラムの締めは、やはり商工会を経由しての融資が我々商工会員にとってはスムーズに借りられる手段です。経営指導員さんが「OK」を出せば、ほぼ融資審査が通ったと同じです。それほど日本政策金融公庫や、保証協会とは強い信頼関係が出来ているのです。題目の「身近な金融機関ってどこだろう?」の答えはやはり、商工会でしょう!!これで決まりです!!

会社や事業主の、次のポストを狙っている皆さん、怖がらずに経営指導員さんとお金の話をしてみましょう、そうすれば、バトンを渡そうかどうしようか悩んでいる現社長や、おやじ(失礼)…父が、そろそろ渡そうかな〜、と思う日が近づくはずですよ。

P.S. 
今、経済産業省では、「中小企業総合相談会」と称して「ワンストップ・サービス・デイ」を全国各県で開催中です。資金繰り、経営改善、海外展開、雇用調整助成金等、色々な相談を一つの窓口で対応してくれています。

各地域によって違いはあるようですが、年末まで各県2回の開催予定のようです。これもまたよい機会ですのでご利用なさってはいかがですか?

お問い合わせは、各ブロックの経済産業局へお問い合わせ下さい!

こんな所で私、岩成裕治作成のコラムは終了です。少々レベルが低く申し訳ありませんでしたが、読んで頂いた皆様ありがとうございました。
掲載全青連メールマガジン2010.10月号
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