全国商工会青年部連合会
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福島県被災地視察レポート (香川県青連会長:田中達也)
平成24年7月4日、都道府県青連リーダー研修会の2日目として、いわき地域沿岸部、浜風商店街等の視察研修が行われました。

まずは車窓からの沿岸部視察です。

最初に見えてきたのは、いわき市泉応急仮設住宅
いわき市泉応急仮設住宅
同行した建築業の部員が一言「これは暑いですよ。」


続いて沿岸部に差し掛かります。
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住宅地に基礎だけが残った風景が続きます。

住めなくなった家の解体(基礎は除く)については、行政の補助で行なっているそうです。


市民運動場にもなっているグランドに積み上げられた瓦礫の山
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毎年小中学校のPTAソフトボール大会が開催されたグランドが今でも使えず、別の小さな会場で何とか行なっているそうです。


最後に、久之浜町商工会の取組む復興事業である、浜風商店街におじゃましました。

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いわき市久之浜町の久ノ浜小学校校庭に被災した事業所が集まり、東北地方で第1号の仮設商店街として、平成23年9月3日にオープンしたそうです。飲食店、理容店、スーパー、魚屋、青果店、電器店、酒屋が営業していました。

「津波で流されたけど、泳いで助かったんよ。」というおばあちゃんも働いていました。

あえて感想を書かずに、私が見たありのままを紹介してみましたが、皆さんはどのように感じたでしょうか?


最後に一つだけ、

私が「がんばってくださいね。」と言うと、お店のおばちゃんが「ありがとう。がんばるよ。」と元気な声で返してくださいました。

適切な支援さえ続けていけば必ず復興できる。と思えた瞬間でした。

香川県青連会長 田中達也
掲載全青連メールマガジン2012.7月号
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