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四種混合ワクチンについて
いよいよ11月から三種混合ワクチン(DPT)に不活化ポリオワクチン(IP)を混じた、四種混合ワクチンが使用可能となります。


 四種混合ワクチン(三種混合+不活化ポリオ:DPT+IP)について

(1)使用される四種混合ワクチンについて
 いよいよ11月から三種混合ワクチン(DPT)に不活化ポリオワクチン(IP)を混じた、四種混合ワクチンが使用可能となります。 これは世界で始めて使われるワクチンで、ポリオワクチンにはセービン株(ポリオの生ワクチン由来)を使用しています。 
 したがって本年11月から2012年8月以降生まれの赤ちゃんは原則として、四種混合ワクチンを接種することとなります。 ちなみに9月から接種が始まっている単独の不活化ポリオワクチンはソーク株(野性のポリオウイルス由来)です。

(2)利点
 今までは別々に接種していた三混(DPT:ジフテリア、百日咳、破傷風)と不活化ポリオワクチンを一緒に接種できますので、当然のことながら接種回数を減らすことが出来ます。 赤ちゃんにとっては、その分痛いことは避けられ、大きな朗報です。

(3)懸念されること
 実は世界中で使用されている不活化ポリオワクチンはソーク株(野性のポリオウイルス由来)であり、実績のあるワクチンとして、安心して接種が出来ますが、セービン株由来の新しい不活化ポリオワクチンはまったく実績がありません。
 もう1点は事前に国内で行なわれた臨床試験において、副作用としての発熱頻度が高い(クアトロバックは46.7%)ことがあります。 ちなみに三混(北里製)の発熱の頻度は0.8%ですので、実に60倍近くの発熱の頻度と言うことになります。 ただし、これらの試験は同じ条件の下で行なわれたものではありませんので、数字だけを比較して、60倍危険であると言うことではありません。

(4)当院(境港市)での対応
 境港市の子育て・健康推進課と相談した結果、11月以降は基本的に四種混合ワクチンをお勧めしますが、希望される場合は従来通りの三種混合ワクチンとソーク株の不活化ポリオワクチンを別々に接種することも可能となりました。 ご希望の方は院長もしくはスタッフにお申し出ください。 お薦めとしては、とりあえず三混(DPT)を先行して接種して下さい。 不活化ポリオワクチンはHib、小児用肺炎球菌、HB、ロタ、DPT、BCGなどの接種が終ったあとに接種されたら良いと思います。
 ご不明な点はご遠慮なく、院長もしくはスタッフにご相談ください。
                 2012年10月 岡空小児科医院 院長 岡空輝夫 
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